ハンドメイドの売上はいくらから税金がかかる？メルカリやヤフオクでの収入も確定申告が必要！

2021年10月28日2023年11月2日

この記事では、ハンドメイドの商品をメルカリやヤフオクで販売することにより得た収入には税金はかかるのか、またかかる場合にはいくらから税金がかかるのかなどを解説します。

結論から言うと、ハンドメイド商品の売却収入も税金の対象で、その利益が一定額を超えてくると確定申告が必要になってきます。

ただ、逆に言えば一定額を超えるまでは確定申告をしなくてもいいルールのため、あわせて解説します。

ハンドメイドの商品を売却して収入を得ている方で、税金や確定申告について知りたい方は、詳しく解説しますのでぜひこの記事を読み進めてみてください。

ハンドメイドの収入は税金がかかり確定申告が必要！

ハンドメイドの商品をメルカリやヤフオクで販売する際の収入(売上)は、収入から費用を指しい引いた後、『雑所得』や『事業所得』として所得税の確定申告を行う必要があります。

ただし、この所得(利益)が一定額の範囲までは、ルール上申告しなくてもいいことになっています。

また、次の通り、生活に使用していたものを売却する場合は非課税です。

生活の用に供している資産（古着や家財など）の売却による所得は非課税（この所得については確定申告が不要）
引用：国税庁

さて、副業の場合は基本的には雑所得に分類するとされそうですが、本業か副業かに関わらず、事業として行っているかどうかで判断します。

事業として認められるかどうかの判断は、反復継続的か、営利性があるかなどにより判断します。

誤解を恐れず言えば、開業届を出して継続的に事業を行っていればたいていは事業所得として認められると言っても過言ではないでしょう。

なお、所得の分類についての詳細はこちらで詳しく解説していますのでご確認ください。

また、申告不要な範囲は、次項で具体的な金額とともに解説します。

環境	金額
本業での物販収入	所得が48万円を超える場合
副業での物販収入	所得が20万円を超える場合

上の表に記載したように、ハンドメイドの商品をメルカリやヤフオクで販売した場合の収入が本業としての収入なのか、副業としての収入なのかによって計算上の取り扱いが異なります。

副業の場合は給与所得の他の所得が20万円までは申告しなくても大丈夫ということになります。

一方、本業の場合は基礎控除部分までは税金がかからないことになります。

本業でハンドメイドの商品をメルカリやヤフオクで販売する収入がある場合は、所得(利益)が48万円を超えると確定申告する必要があります。

48万円までは基礎控除があり、所得が48万円までであれば税額がゼロになるためです。

この控除額を超えて所得が発生した場合には、確定申告をする必要があります。

また、ハンドメイドの商品をメルカリやヤフオクなどで販売する収入がある場合で、給与所得を得る本業がある場合は48万円までということはありません。

基本的に本業で給与所得を得る場合、たいていは48万円を超えるため、その場合は基礎控除は既に控除済みです。

ただし、この場合は給与所得以外の所得が20万円までは申告しなくていいことになっています。

逆に言うと20万円を超えると申告が必要になりますが、詳しくはこちらで解説していますので詳細が気になる方はご確認ください。

ハンドメイドの商品をメルカリやヤフオクで販売する収入に限った事ではないですが、所得税の確定申告には青色申告と白色申告の2つの申告方法があります。

青色申告は帳簿の記入が義務付けられており手間がかかりますが、控除など優遇措置が認めらています。

ハンドメイドの商品などの売却収入を事業所得として申告する場合には、控除額が多い青色申告をおすすめします。

なお、所得税の確定申告書はクラウド系の会計ソフトで非常に便利に作成する事ができます。

最近ではクラウド会計freeeを使って申告する人が多いようなので、以下の公式サイトから確認してみてはいかがでしょうか。

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