この記事では会計freee(フリー)の使い方や特徴、登録方法などを会計のプロが『画像付きでわかりやすく徹底解説』します。
会計freee(フリー)は会計ソフト業界に革命を起こしたといえます。
これに危機感を覚えた大手ソフトウェアメーカーが軒並み追随しており、クラウド会計ソフトの利便性の高さと将来性がうかがい知れます。
これらの事情から、クラウド会計freee(フリー)の導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかしながら使い方や登録方法がよくわからないと言う方も多いかもしれません。
そこで今回、会計freeeの導入時の使い方や登録方法を画像付きでわかりやすく記事にまとめました。
また、後半部分ではメリットやデメリットなどの特徴についても詳しく解説します。
それではさっそく画像と共に解説していきます。
会計freee(フリー)の使い方と登録方法(登録画面や入力画面)
freeeの登録は非常に簡単で、そのまま口座登録や仕訳の登録へと一連の流れで移行していく事ができます。
freeeの使い方がわからないと言う方には実際の画面を見ながらの方がイメージし易いと思います。
そこで、登録から初期の使用までの一連の流れに沿って、実際の登録画面や使い方の画像を用いながらご紹介します。
会計freee(フリー)の使い方(登録画面と銀行口座登録)
下記公式サイトの無料登録から進むと、下段にある画面のようになります。
下記の画面にある「無料で30日間試す」を押すと有料版のお試しプランではじめることができます。
個人か法人かを選択の後、メールアドレスなどを記入し、「freeeを始める」をクリックし登録します。
登録後、以下のような画面に移行します。
ここまでで会計freeeの登録は完了ですが、そのまま銀行口座の登録画面に進む場合は赤丸部をクリックします。
金融機関を選択して進めます。ここからは金融機関によって異なりますが、ここではみずほ銀行の画面を紹介します。
指示に従って進めていけば、簡単に登録が完了します。
会計freee(フリー)の使い方(同期と仕訳の登録画面)
赤丸部の「今すぐ同期」をクリックします。
すると、小さい赤丸部のように数字が表れます。
その部分をクリックすると仕訳登録画面に飛びます。
次は実際の仕訳登録画面です。
勘定科目や摘要など必要事項を追加し登録をクリックします。
テンプレートを登録していく事で、最終的にほとんどが右端の「登録」のクリックだけで仕訳が入力できるようになっていきます。
また、ある程度同じ内容を登録していくと、freeeのAIが判別し自動的に仕訳の勘定科目などを判断するようにもなります。
繰り返し入力するものを引用してくる精度はそれなりに高く、従来の会計ソフトでは考えられない機能です。
口座登録については会計freeeの公式動画もわかりやすく、おすすめです。
会計freee(フリー)の使い方(領収書画像のスマホ取り込みと仕訳登録)
ここでは、携帯電話のアプリから画像を取り込み、PC側で仕訳登録する方法をご紹介します。
携帯電話での仕訳入力も可能で、逆にPC側での画像登録(マウスでドラッグ)も可能です。
携帯電話アプリでの取り込みは以下のように画像認識します。
紫色部のみを取り込み、余白部は排除されます。
画像を取り込むと、以下のように画像が「ファイルボックス」に格納されます。
取込みと同時にfreeeが画像を認識し日付や金額などの情報を自動で読み取ります。
取り込まれた画像をクリックすると、次のような画面になり、仕訳登録する事ができます。
金額や日付は自動で登録されますが、精度は100%では無いです。
チェックの上、場合により修正し登録する必要があります。
ここまでで、特徴的で代表的な機能である、銀行口座の登録と領収書の登録について画像と共に説明しました。
他にも多くの機能がありますが、初期の登録と基本的な構造はある程度ご理解いただけたのではないでしょうか。
念のため次の項目でfreeeの特徴についてあらためてご紹介します。
会計freeeのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説します
クラウド会計freee(フリー)には当然ながら良い面も悪い面もあります。
ご自身にとって会計freeeの問題点や利点などをご確認いただき、ぜひ今後の参考にしていただければと思います。
その機能のうち、特徴的なメリットやデメリットを詳しく解説していきます。
会計freee(フリー)には8つのデメリットがあります
・インストール型に比べ動作が遅い
・インストール型に比べ機能が限定的
・マウスを多用し入力
・消費税の集計機能などが限定的
・分析機能が限定的
・ドリルダウンなどの機能が限定的
・今後値上がりする可能性がある
・深夜などサーバーメンテナンスになると使えない
会計freee(フリー)には8つのメリットがあります
・価格が定額で安く初期費用がない(流行りのサブスクリプション)
・マルチデバイスで使える(PC・スマホなど)
・預金やクレカ等のデータ取込と自動仕訳
・領収書など画像データ取込と自動仕訳
・エクセル取込の自由度が高い
・アップデートが自動で常に最新のプログラム
・契約すれば預金など画像データからの入力もfreeeが行う
・他社からのデータコンバートが完全無料対応
取込や同期の対象は、ほぼ全ての金融機関の他、クレジットカード、POSシステム、ECサイトなど多岐にわたります。
会計freeeが従来の会計ソフトと比較しずば抜けて画期的な理由
いったい何がどうすごいと言うんですか?笑
端的に言うと、インポート機能や同期の機能が画期的です。
また、これらのUI(ユーザーインターフェース)がこれまでと別次元で画期的なんです。
ここで言う従来型とは、いわゆるインストールして使用する会計ソフトの事です。
会計ソフトにはインストール型とクラウド型があります。
このうち、freeeはクラウド型の会計ソフトに属し、そのパイオニア的存在と言えます。
クラウド型が少しずつ浸透しつつある現在、全てを手入力によりアナログ的に処理していた時代が、いかに非効率で精度に劣るかという事に気づかされることになりました。
具体的にどういう事かというと、例えば銀行預金のデータをWEB上で取込み、同期する事で金額や日付も含め仕訳が自動で作成されます。
あらかじめテンプレートを登録しておくことで、生成される仕訳の精度も徐々に高まっていきます。
また、言うまでも無いですが金額を間違うような事はまずありません。
残高合わせに苦戦するなどと言う事は皆無です。
さらに、領収書の画像取込により仕訳が自動生成されるのも全く新しい機能だと言えます。
一方で、領収書の入力などはやはりアナログ的なスピード入力による方が早いことも事実です。
この辺りはエクセルインポートを併用するなど、状況によりバランス感覚で使い分ける必要がありそうです。
ここまでお読みいただき、会計freeeを無料で試してみたいと感じた方は以下からご登録いただけます。
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会計freeeの使い方や特徴についてのまとめ
今回はクラウド会計ソフトfreee(フリー)についてご紹介しました。
海外に比べ、日本ではソフトウェアのクラウド化が非常に遅れており、これからまだまだ伸びしろがある領域と言えます。
また、freeeはクラウド会計の中ではパイオニア的存在ですが、会計ソフト全体のシェアとしてはまだまだ限定的である事も事実です。
しかし、個人的には今後は全ての会計ソフトがクラウド型に移行するのではないかと考えています。これからもっと便利にもなっていくでしょう。
今後の動向に期待したいところです。
会計freeeの口コミや評判については以下の記事で紹介しておりますので、よければご参考にされて下さい。