クラウド会計ソフトfreee(フリー)は使いにくいという意見が多いのはなぜ?

クラウド会計ソフトfreee ファイルボックス会計ソフト

ネット上の口コミでは、クラウド会計ソフトfreeeは使いにくい(使いづらい)という意見が多く見られます。

この記事では、なぜ会計freeeが使いにくいと言う評判や口コミが多いのか、また本当に使いにくいのかなどについて実務家が徹底解説します。

念のため補足しておくと、長く会計や経理に携わり、実際に会計freeeを含む10社以上の会計ソフトを実務で使用してきており、実務を十分理解した上での考察です。

結論から申し上げますと、非常に画期的なシステムではあるものの、freeeが使いにくいと感じる人が一定数いるのも自然な現象ではないかと思います。

結局のところ、使う人の属性や使い方により感じ方が異なるためです。

それではさっそく具体的に解説していきます。

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会計freeeが使いにくい(使いづらい)という意見に対する個人的な感想

個人的な感想としては会計freeeの導入のメリットは計り知れず、もはや業務で欠かすことができないものになっています。

実際に、業務で使用するのはfreeeが中心になっています。

現在は部分的に弥生会計を使用していますが、今後は全てfreeeに集約するつもりでいます。

旧来の会計ソフトには無かったレシートの取り込み機能やAIによる自動仕訳、銀行やクレジット口座との連携など、画期的な機能が多く実装されています。

テンキーで連続入力するには多少時間がかかる印象があるものの、事前にテンプレートを登録しておいたり、エクセルの取り込み機能を利用するなどして補える部分も多いです。

しかしながらこのような「freeeは使いにくい」という意見は当たり前に生じてくるもので、立場が違えば当然だと思う面もあります。

次の項目では実際になぜfreeeが使いづらいと感じるのかという理由を考えていきます。

会計freeeが使いにくい(使いづらい)というネット上の意見

ネット上にもいろいろな意見があります。

Twitterで「freee 使いにくい」で検索した結果から抜き出したものを、簡単に要約してご紹介します。

freeeが使いにくいという意見が会計事務所から出るのはわかるけど、なぜ支持を得ているのか考えて、せめて業界の動向は追っておいた方がいいと思う。

freeeが使いにくいっていう方がいまだに結構いますが、リリース当初から当たり前の話で、会計freeeが使いにくいのは使い方がまちがっているとしか言いようがありませんね。

freeeを使いにくいと感じる人は仕訳を入れる事にこだわりすぎなのでは。大事なのは取引とその変化を追う事であって、仕訳はその背後で起票されていれば良い。

まわりではfreeeの評価はわかれていて、とてもよい人ととにかく使いにくいに二分される。やや複式簿記を軽視している。

会計知識があるとfreeeは使いにくいではなくて、他の会計ソフト経験があるとfreeeは会計ソフトと違う事が理解できなくて使いにくいのだと思う。

意外にも、freeeが使いにくいと言う検索結果には、「使える方」、または「支持する方」の意見が多いように思います。

少しポジショントーク的な要素もあると言えばありますが、納得のいく意見が多いです。

次の項目ではその原因について掘り下げて解説します。

会計freeeが使いにくい(使いづらい)と感じる人が意外に多い4つの理由

会計freeeが使いにくいと感じる理由としては、上記のようなことが挙げられると思います。

どういう事なのかそれぞれ具体的に解説します。

会計freeeが使いにくい理由① インターフェイスが簿記の素人向け

freeeのターゲティング戦略の対象として、個人事業主や中小企業など、会計の素人に対しての訴求がかなり見受けられます。

このことから、例えば「借方」「貸方」といったような一般的な会計ソフトのベースとなるような表示がなかったり、逆に今までになかった機能があったりします。

簿記や会計の知識が希薄な方でも使用できるインターフェイスに仕上げようとしている一方で、実際のユーザーは一定数の会計のプロが使用しているため、馴染まないケースもあります。

既存の会計ソフトに長く慣れ親しんでいるだけに、余計にストレスを感じる部分はありそうです。

会計freeeが使いにくい理由② ERP的な発想で構築されている

ERP的な発想から一連のデータを連動して管理しようとしている面が見受けられます。

従来の会計ソフトは基本的に独立して管理されている印象があり、せいぜい「データの取り込みによる連動」くらいが主流でした。

この事の是非はここでは脇に置いて、会計ソフト単体での記帳や修正などに慣れてきた方にとっては、使いづらいと感じる面がありそうです。

つまり、ERP的な発想からすると「会計ソフトだけ修正する」という事が基本的にないためです。

個人的には、このようにデータが一連の連続性を持って処理されることは、本来あるべき姿かなという気がします。

会計freeeが使いにくい理由③ API連携を意識したシステム作り

API連携を意識しており、会計ソフト単体としての機能が従来型とかなり違って見える原因の一つだと思います。

従来型の会計ソフトに慣れた方にとって、少しイビツな構造に感じるかもしれません。

しかしこれからの時代、これらの機能がとても重要な意味を持つのは間違いありません。

他社に先んじてAPI連携を意識したプラットフォームを構築しようとする先見の明はいずれ日の目を見る気がしています。

現在はまだ時代が追い付いてきていない面があるため、慣れるまでは違和感を感じる方も多いかもしれません。

会計freeeが使いにくい理由④ ソフトウェア開発に対するスタンスの違い

会計freeeの会社側のスタンスとして、そもそも単純な会計ソフトとしての機能にとどめようとしていない面があります。

基本的に効率化を優先し、「なるべく作業を減らす」というような製品開発を目指しており、このことから、既存の会計ソフトとは全く別の機能になっています。

これまでの会計ソフトは「いかに作業を効率化させるか」という面に着目していたのが、会計freeeは「作業そのものを極力減らし、いかに効率化させるか」というスタンスで製品開発をしています。

ただし、効率化を進めるうえで、初期に一定の設定や、ソフトウェアに学習させる必要が出てきます。

そのため、既存の会計ソフトに慣れ親しんだ方にとっては、会計freeeが使いにくいと感じる方も多いのではないかと思います。

会計freeeの機能面から使いにくいと感じやすい人や企業

freeeが適さない人や企業

・従来型の会計ソフトを好む
・とにかく少しでも速く入力したい
・会計ソフト単体でデータを独立させたい

上記のような人や企業にはfreeeは適さず、使いにくいと感じそうです。

従来型の会計ソフトに慣れており、テンキーを使ってとにかく少しでも速くスピード入力したい場合には、スピードでかなり劣ると言えます。

反応速度の遅さや、ショートカットキーの少なさなども特徴としてありそうです。

また、インターフェイスも従来の会計ソフトに慣れた方にとっては、少しわかりづらいものになっています。

さらに、会計ソフト単体で管理したい場合には、連動が逆に足かせになる場合もありそうです。

好みと経験、さらに運用面でどうしても馴染まないケースはあるでしょう。

会計freeeの機能面から使用に使いづらさが少ない人や企業

freeeが適する人や企業

・クラウドの特徴を最大限生かしたい
・場所に縛られずマルチデバイスで使いたい
・将来的にAPI連携のシステムを構築したい

上記のような方には会計freeeは適します。

むしろ既存の会計ソフトに対する考え方の枠から飛び出しており、その場合はfreeeを使いにくいとは感じないでしょう。

PC端末や物理的な場所に縛られずに処理できるメリットは大きく、マルチデバイスで使用出来たりと、利点は非常に多いです。

また、アップデートが自動更新だったり、バックアップの心配が無かったりと、クラウドの機能を最大限生かせます。

さらに、将来的にAPI連携によりERPのような形で周辺ソフトを一体として一元管理したい場合には、従来型の会計ソフトに比べ一歩も二歩も進んでいると感じます。

会計ソフトを一連のデータ処理の一部分として、その前提で会社全体のシステムを構築していく場合には馴染むと言えます。

会計freeeに対して感じる使いにくさは時代の変化によるところが大きい

会計freeeに限らず、会計ソフトの理想的な運用はデータの一元管理に自然な形で組み込まれることだと思います。

販売管理ソフトや給与計算ソフトなどの外部ソフトウェアと連動して使う事で、より利便性が増します。

ここまで述べてきた通り、API連携などにより銀行口座やクレジットカード、あるいはPOSシステムやECサイトとの連動など、連携対象は間違いなく拡大傾向にあります。

また、会計データのうち最も重要度が高いと言える売上や仕入、材料費などの主要な勘定科目のデータには、より川上にある(元となる)データを制御する情報源が必ずあります。

会計ソフトもこれらの情報と連動して管理されるのが理想的であり、今後はそのような流れが加速するものと思います。

求められる制度やスピードが時代の流れと共に変化してきており、理想的な形を追い求めてきた結果ともいえるでしょう。

このようなERP的な発想はまだ限定的ではあるものの、自動化を進めるうえで必ず求められる要素であり、会計freeeに限らず今後は各社が力を入れていく領域になってくるでしょう。

その頃には、各社が似た機能を備えるようになり、特に会計freeeが使いにくいと言う意見もほとんどなくなっていくのではないかと思います。

会計freeeが使いにくいという意見についてのまとめ

この記事では会計freeeが使いにくいと感じる原因やネット上の意見などについて詳しく解説しました。

様々な意見がありますが、会計freeeも画期的な会計ソフトであり、freeeに限らずこれから会計ソフトは間違いなくクラウド化が進んでいくと予想されます。

そのパイオニア的存在であり、中心的な存在にになっていくのは疑いの余地がないでしょう。

今後のさらなる発展に大いに期待しています。

なお、freeeの登録や使い方については別記事で詳しく紹介しており、無料のお試しもあります。下記リンク先の記事をご確認ください。

クラウド会計ソフトfreee(フリー)の使い方や特徴などを完全解説!
この記事ではクラウド会計ソフトのfreee(フリー)の使い方や登録方法などを画像付きで完全解説します。 これからクラウド会計freee(フリー)の導入を検討される方も多いのではないでしょうか。 そこで、わかりやすく記事にまとめました。後半部分ではメリットやデメリットもご紹介します。それでは、画像と共に解説していきます。

また、口コミや評判については下記リンク先の記事で紹介しております。よければご確認ください。

クラウド会計ソフトfreee(フリー)の評判や口コミを実務家が徹底解説!
この記事では、クラウド会計ソフトfreeeを実際に使用する実務家の僕が、自身の経験に基づく感想と、ネット上の口コミなどを徹底解説します。 クラウド会計ソフトfreeeは今後の発展が見込まれ、高い可能性を感じます。なぜなら、会計ソフトは今後間違いなくクラウド化していきます。そのパイオニア的な存在がこのfreeeです。

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