認知バイアスを理解し不確実性に満ちた社会を公私ともに充実させよう

認知バイアス

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どうもみなさんこんにちは。メンタリストLEONです。

いやすいませんウソです心理学はど素人です。笑

しかしながら実務に関連するような事はある程度学んできたところではあります。

とりわけ、今回ご紹介する認知バイアスについては様々な研究がおこなわれており、こと仕事においてはこの認知バイアス、障害のもとになることが非常に多いのです。

「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆うからず」

はいすいません、勤勉な皆さんはわざわざ僕が言うまでもなくご存じですよね。言わずと知れた孫子の名言です。

認知バイアスを理解(知識として持っておくだけでも)しておけば、自身にも、また身の回りで関わる方々の傾向も理解が進む場合があります。

基本的に人は他人に評価されたくありませんし、コントロールもされたくありません。(良い評価は除きます)

知識があればどうにかなるという話ではありませんが、知っておくだけで様々な問題を回避できる可能性が広がるのは言うまでもありません。

世の中は不確実性に満ちています。必然と思われるような結果は、実は多くの不確実性や偶然の要素を含んだ結果である事がほとんどです。

もっといえば、成功するための確率を上げるしかありません。そのために認知バイアスの理解は役立つと言えます。

今回のテーマは経理の実務に限った話ではありませんが、是非ともお役立ていただけましたらと思います。

認知バイアスの定義は広く、様々なものがあります。中でも特に特徴的なものをご紹介します。

ではさっそくご紹介します。

目次

認知バイアスの概要

経理部員

そもそも認知バイアスとは何ですか?

LEON

認知バイアスとは、心理作用により判断が合理的でなかったり、統計的にみて誤っていたりというような、いわゆる「偏り」が生じてしまう現象です。

認知バイアス(にんちバイアス英: cognitive bias)とは、認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など人間が犯しやすい問題である。転じて認知バイアスは、事例証拠や法的証拠の信頼性を大きく歪める。
引用元:Wikipedia

経理部員

いや、すいませんよくわからないんですが。笑

LEON

まぁ、そうなりますよね。笑
言葉の定義をこねくり回すより、具体的な内容を見ながら考えて頂いた方がいいと思いますから、さっそく紹介していきます。

各種認知バイアス

認知バイアスには非常に多くのものがありますが、その中でも実務や実生活に役立ちそうな内容を中心にピックアップしてご紹介します。

認知バイアス① 自己奉仕バイアス

いわゆる自己を過大評価してしまう傾向の事をいいます。たいていの場合、実際の結果以上に、自分はよくやっていると思うものです。

たとえば、ドライバーに自分の運転技術の評価を聞くと、大半の人が自分を平均以上だと答えます。

当然ながら、実際には大半の人が平均を上回ることはありません。

このように人は実際の結果以上に自身を評価します。この傾向を頭にいれておくといいでしょう。

認知バイアス② 確証バイアス

確証バイアスとは、先入観に基づいて自身に都合のいい情報を集めてしまう傾向をいいます。

より具体的にいうと、自分がすでに持っている先入観や、あるいは自分が言ったり行ったりしたことと整合的な情報を好む傾向があるのです。

このことを理解し、客観的で公平なデータを集めるように気を付けなければいけません。

認知バイアス③ 生存者バイアス

生存者バイアスとは、何らかの選択過程を通過できた人、モノ、事に限った情報を基準にして判断を行い、それ以外が見えなくなる傾向をいいます。

前提条件をしっかり把握しておかないと、生き残ったものに関してだけのデータを集めてしまう可能性があるということです。

これを理解し、常にデータに欠落がないかを考えてみる必要があります。

認知バイアス④ アンカリング

これはマーケティングなどでおなじみの認知バイアスかもしれません。最初に高い値段のものを提示し、後から安い値段を提示すると割安に感じられるといった具合です。いわゆる安値覚えや高値覚えなどと言われたりもします。

人は無意識のうちに、仮にその情報が明らかに無意味であったとしても、特定の情報に判断をひきずられる傾向があるのです。

このことから、最初の前提条件を疑ってみる事が難しくなる面もあるでしょう。先にある情報は判断を引きずります。したがって、それを理解し気を付ける必要があります。

認知バイアス⑤ ヒューリスティック

ヒューリスティックとは、わずかな情報をもとに、一定のパターン化したやり方で答えを出すことをいいます。

ビジネスの大半はこのヒューリスティックに基づいています。経験豊富なベテランや重役たちは、AだからB、CならばDという具合に、自分の成功経験に基づいて多くの事象に瞬時に判断を加えます。

優れたヒューリスティックを持つことが優れたビジネスリーダーの条件という面もあるのです。

ただし、あくまでもこれは簡便法であり、紋切り型の画一的な判断を導き出す面もあります。

例えば「黒人はリズム感がいい」とか「銀行員は杓子定規」というような一つのカテゴリーをひとまとめにして断じたり、単なる偏見が含むことも見過ごせません。

情報がほんのごく一部である可能性や、機械的、固定的な判断によっている可能性がある事を理解し気を付けなければいけません。

認知バイアス⑥ 自己正当化

人は、特定の情報だけでなく、自分自身の言動にも引きずられます。

例えば、株式投資で特定の銘柄に投資したとすると、その銘柄が目立って上昇する確率が高く感じられるようになるといったようなことです。

人は自分のとった行動や言動が正しかったと思いたいため、無意識のうちに確率を修正します。

これが自己正当化という現象です。自身か他者かは別として、おそらくは心当たりがあるのではないでしょうか。

あらかじめとった行動や言動により客観的な判断にバイアスがかかっている可能性を考えましょう。

認知バイアス⑦ 組織バイアス

人が認知バイアスから逃れられない以上、人の集団である組織も、組織としての認知バイアスをもちます。

例えば、好景気がつづいているときは、過度に楽観的な雰囲気に包まれます。

このような環境下で「好景気は長く続かない。景気悪化に備えておくべきだ」などと悲観的な意見を出すと「いつも暗い話をする」だとか「せっかくのムードに水を差すな」などと集団的な圧力がかかる事があります。

組織のバイアスは、反対意見を圧殺する機能を組織が持っているので、極端に振れやすい傾向があります。

何でも逆張りがいいということではありませんが、この組織バイアスが視野を狭めてしまう可能性もあり、リスクを正しく見積もれない事もあるでしょう。このことを理解しておく必要があるといえます。

まとめ

今回は認知バイアスについてご紹介しました。

自身に落とし込んでイメージして頂き、是非とも公私ともに役立てて頂けましたらと思います。

なお、この記事の作成にあたり、下記の書籍を参考にさせて頂きました。

より細かい事がお知りになりたい方はぜひ手に取ってみて下さい。

「世の中の成り立ち」に対しての見方が変わるような非常に良い本で、大好きな一冊です。

※すみませんが電子書籍しかリンクが見つかりませんでした。紙の本がよければリンク先からご自身で検索をお願いします。(丸投げすみませんw)

相変わらずamazonからの報酬はありません。笑

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